このページでは、建設業のテレワーク実施状況や導入事例、適したリモートアクセスツールをご紹介します。
建設業でのテレワーク実施率は、2020年11月時点で15.7%。業種別のテレワーク実施率は、高い順から情報通信業が55.7%、学術研究・専門・技術サービス業が43.2%、金融業・保険業が30.2%なので、建設業の実施率が低いと言えるでしょう。
現場で行わなければならない作業の多い建設業は、テレワークが定着しにくい業種のひとつ。しかし社会のICT化と共に、建設業にも徐々にテレワークが広がりつつあります。
参照元:総務省 令和3年版 情報通信白書(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd123410.html)
テレワークは職場から離れた自宅やサテライトオフィスなどで仕事をするので、社内のデータやソフトウェアにアクセスするためのツールが必要となります。そこで導入されているのが、安全な接続環境と管理機能を備えたリモートアクセスツールです。
リモートアクセスツールはセキュリティを強化する他、スタッフのアクセス管理やマネジメントが可能。また設計部門では解析ツールやCADソフトなどを使用しますが、リモートデスクトップ方式や仮想デスクトップ方式のリモートアクセスツールを導入すると追加ライセンスを購入が必要ないため、コストの削減にも繋がります。
実際の企業への導入事例から、リモートアクセスツールによってテレワークにどのような変化があったのかチェックしましょう。
新型コロナウイルス感染症拡大により自宅勤務をせざるを得ない状況になったことが、RemoteView導入のきっかけとなりました。スタッフ全員分の在宅勤務用のPCを揃えるのが難しい状況である上、専門のアプリケーションをインストールしなければ作業ができません。そのため、社内と同じ環境で在宅勤務できるシステムの導入が最大のポイントでした。
RemoteViewでは社内のPCにリモートアクセスできるため、自宅PCにCADソフトなどをインストールする必要はない上に、図面のセキュリティ問題もクリアできます。
自宅PCからアクセスするのは、あくまでも会社のPC。そのため、会社のネットワークそのものをウイルスなどの脅威から守ることができるという点もメリットのひとつでした。
RemoteViewを導入することで、全てのスタッフが在宅勤務で業務を勧められるようになりました。操作も簡単でスタッフに受け入れられやすかったのも、在宅勤務が定着した理由のひとつでしょう。またセキュリティ面で安心できる他、アクセス履歴などからスタッフの労務管理ができたり現場での図面修正に対応できたりするため、業務の効率化につながりました。
参照元:RemoteView公式HP(https://content.rview.com/ja/cases/architectecture-01/)
出先から会社へ戻ることなく、メールを確認したりグループウェアなどを利用したりできれば業務の効率化につながると考え、リモートアクセスツールの導入を検討していました。
導入したマジックコネクトには「USB型」と「モバイル」がありました。もともとUSB型を利用していましたが、同じアカウントでモバイルも利用できるようになったことから、タブレットとPCを使い分けることで利便性が大幅にアップ。その後各拠点にも導入されたことから、導入数は大きく増加しました。
今では会社の上層部や、営業担当者のほとんどが使用しています。テレワークを通じて素早い意思決定が可能になったことは、大きな成果につながっています。
また、営業担当者は情報確認や資料の編集などが迅速に行えるようになったことで、効率よい業務を行うことが可能となりました。
参照元:マジックコネクト公式HP(https://www.magicconnect.net/example/voice7.php)
建設業で活用するリモートアクセスツールは、情報漏えい防止対策などセキュリティ対策の高さはもちろん、アクセス履歴などからスタッフの労務管理を兼ねられるものがおすすめです。加えて、設計部門のテレワークに必要なCADソフトが動作する環境かどうかもポイントとなります。
本サイトでは、テレワークに適した「リモートデスクトップ方式」「VPN方式」「仮想デスクトップ(VDI)方式」の接続方式のそれぞれ特徴に加え、テレワーク導入のニーズ別におすすめのリモートアクセスツールを紹介しています。リモートアクセスツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
このページでは、建設業のリモートアクセスツール導入事例を紹介しました。
企業の他に、自治体や専門業、製造業などさまざまな業界のリモートアクセスツールの導入事例を紹介しています。他の業界でのツール活用方法や導入効果などもチェックしてみましょう。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。