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BCP対策のためにリモートアクセスツールは活用できる?

リモートアクセスツールは、BCP対策としても活用できます。ここでは、リモートアクセスツールを導入するメリットや、導入事例を紹介します。

BCP対策とは?

BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害や火災といった緊急事態に合ったときに、事業資産の損害を最小限にとどめる方法を決めておく計画のことです。企業がトラブルに巻き込まれたときにも、業務を継続させるための計画を意味します。

BCP対策が通常の災害対策と異なるのは、事業の継続を主軸に対策を計画している点です。内閣府でもBCP対策を推奨しており、すべての企業に必要であるといえます。

BCP対策を取っていない場合、非常事態が発生すると企業の存続が危うくなります。緊急対応にばかり追われてしまい、事業が途切れてしまうためです。BCP対策をしておけば、事業を途切れさせることなく、トラブルからの早期復旧を目指せるでしょう。

BCP対策は、定期的な見直しが必要です。状況に応じて、より有効性の高い取り決めを計画する必要があります。現在はリモートアクセスツールを導入する企業が増加しているため、リモートでの業務も前提とした対策を取らなければなりません。

BCP対策としてテレワーク推進のメリットは?

テレワーク自体が、BCP対策の一つといえます。テレワークは働き方改革の手段だけでなく、災害などの緊急事態でも事業を継続させる役割を果たすためです。災害で交通網がマヒしたときでも、リモートアクセスツールが導入されていれば、自宅から業務を継続することが可能です。

リモートアクセスツールを導入するのであれば、環境やツールを整えること、セキュリティを確保しなければなりません。そのうえで、情報にアクセス出来れば、出社することが難しいときでも、業務を継続できます。パンデミックのときや感染症が流行したときも同様です。リスクを抑えながら、事業継続の可能性を高められるでしょう。

近年は、クラウドの活用が拡大しています。クラウドは災害に強いため、緊急事態が起きても事業を継続できるのが強みです。クラウドへの移行とネットワークの整備を進めていけば、災害時のBPC対策として活用できます。

テレワークの推進は、BCP対策としても有益と言えるでしょう。

BCP対策としてリモートアクセスツールを導入するメリット

リモートアクセスツールを導入すると、会社以外の場所からも社内ネットワークにアクセスできます。出社しなくても業務に対応できるようになるため、BCP対策としても利用可能です。リモートアクセスツールは、働き方改革だけでなく、緊急時にも役に立ちます。セキュリティ性にも優れているので、情報漏洩などのリスクも軽減できるでしょう。

BCP対策としてリモートアクセスツールを導入した事例

BCP対策として、リモートアクセスツールを導入した事例をまとめました。

東京港埠頭株式会社の事例

埠頭の整備、貸付及び管理・運営を行う企業に、リモートアクセスツールを導入した事例です。

導入を決めたきっかけは、感染症の拡大でした。リモートアクセスツールの導入課題は、導入に時間がかかることと、セキュリティ面でした。そこで検討した結果、導入を決めたのが「RemoteView」です。導入準備にかかった時間は2日。社内の厳しいセキュリティポリシーにも対応しており、安全面を確保しながらテレワークを導入できたのがよかったそうです。

さまざまな機器やOSに対応しており、出先からスマホでもアクセスできるので、迅速に対応できるようになりました。

参照元:RemoteView_東京港埠頭株式会社様(https://content.rview.com/ja/cases/institution-03/

佐世保市社会福祉協議会

佐世保市社会福祉協議会では、BCP対策としてリモートアクセスツールを導入しました。以前より、インフルエンザの流行で出勤停止などがあり、業務の遂行が難しい状況を建研していたため、コロナ禍を機に環境を整備しました。

リモートアクセスツールを導入したことで、自宅から会社のパソコンを操作できるようになりました。セキュリティ・コスト面でも検討したうえで、導入につながったようです。初めは環境が不十分だったり、ITリテラシーの違いがあったりしたものの、経験を積みながら活用できています。不測の事態でも自宅で仕事ができる点で、安心感があります。

参照元:株式会社イシマル_佐世保市社会福祉協議会 様(http://www.ishimaru.ne.jp/case/webit/case12.html

Selections

快適なテレワークを実現する
リモートアクセスツール3選
         

自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。

ISL Online
用途に合わせた
機能・プランが選択可能
  • ヘルプデスク、社外サポート、テレワーク等、用途にあった豊富な機能・プランで生産性アップ
  • ワンタイム接続」「常駐接続」両方を利用し、管理・運用を最適化できる
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LANSCOPE
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それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
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