リモートデスクトップを導入する際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。こここでは、導入にチェックするべき点について解説しています。
無料だからという理由で使い始めることが多いリモートデスクトップですが、無料のリモートデスクトップはログイン方法や通信においてセキュリティ面に不安が残るという注意点があることも。サポートがほとんどないため、企業が無料のリモートデスクトップを使用してテレワークをするのはおすすめできません。
セキュリティを高めるためには、リモートデスクトップの接続方法や機能に着目してください。
不正アクセスやデータ管理等、セキュリティ対策がされているリモートデスクトップがあります。WEBログイン時の認証機能が強化されているものや、接続元のIPアドレスを制限する機能が搭載されているものがあり、悪意のある第三者からの攻撃を防止することが可能。さらに、画面ロック、キーボードやマウスロックの機能が搭載されたものは、のぞき見によるデータ流出や第三者による操作を防げます。
テレワーク勤務を実施している社員が多い場合、管理者の負担が大きくなってしまいがちです。社員がいつでもアクセスできる環境では、全員の勤怠管理が非常に困難。残業や始業時間、就業時間といった労働状況の把握が難しく、長時間労働を防止することもできません。
これを防止するためには、接続曜日・時間帯設定機能が搭載されているリモートデスクトップを選びましょう。社員の遠隔操作可能な曜日・時間帯を設定することで、設定時間外の遠隔接続を制限できます。社員の長時間労働や残業を防止し、勤怠管理がしやすくなります。
リモートデスクトップの機能に加えて勤怠管理のクラウドサービスを導入することで、スマートな勤怠管理が可能です。
リモートデスクトップは回線の通信速度の影響を受けるため、通信環境によっては遅延が起こり、業務の生産性が下がってしまうことも。回線に障害が発生していたり、混雑していたりすると、快適に動作ができない可能性があります。
解決するためには、通信環境やPCの容量を見直すことはもちろんですが、各リモートデスクトップのフレームレートにも注目しましょう。高いフレームレートの製品は、まるで手元のPCを操作しているように快適なリモートコントロールが可能です。fps30のリモートデスクトップなら遅延するストレスがなく仕事に集中でき、テレワークの生産性が向上します。
リモートデスクトップには、不正アクセスやマルウェア等、通信においてのセキュリティ面で不安がある、社員の勤怠管理が難しい、回線の通信速度の影響を受けて動作が遅くなってしまうという注意点があります。これらの問題を解決するためには、それぞれの対策機能が搭載されているリモートデスクトップを選びましょう。
また、本サイトでは、テレワークに適した「リモートデスクトップ方式」を含む3つの接続方式をニーズ別に紹介しています。リモートアクセスツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
すでにリモートデスクトップ方式の特徴や注意点を知った上で導入を考えているなら、リモートデスクトップ方式の選び方について詳しく見てみましょう。
それぞれのリモートデスクトップ製品の特徴のほかに、自社に合った選び方を紹介しています。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。