TOKAIコミュニケーションズが提供するOneOfficeスマートコネクトを紹介。システム方式や特徴、導入事例、費用などについて調査し、まとめています。リモートアクセスツール導入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
リモートデスクトップ方式を採用したシステム。ノートパソコンやタブレットなど、社外にあるモバイル端末を使用し、インターネットを経由してオフィス内のPCにアクセスして遠隔操作を行うことができます。暗号化されたデスクトップ画面を転送する方式を採用しており、遠隔操作を行う側の端末にはファイル等のデータが一切保存されません。
OneOfficeスマートコネクトでは、日額従量課金制となっている点が大きな特徴。利用料金は1ユーザーあたり1日100円。1ヶ月の利用料は1ユーザーあたり最大1,500円となっていることから、支払いは使った日数分。最大料金が設定されているため、たくさん使う月も料金を気にせずに利用できる点がメリットといえるでしょう。
また、WOL(WakeOnLan)サーバのレンタルも行っています。こちらにレンタル料金は月額1,000円となっていますので、外出先や自宅から会社PCの電源起動を行いたい、と考えている場合にはこちらのサーバーのレンタルを検討してみることがおすすめです(無線LAN(Wi-Fi)接続状態のノートPCはWOLでの起動不可)。
モバイル機器における多段階認証や通信はSSLで暗号化するなど、さまざまなセキュリティ対策を行っている点も特徴のひとつ。また、リモート操作では画面(画像イメージ)転送技術を採用していることから、端末間ファイルの移動やコピーができなくなっている点もセキュリティ面を考慮されているといえるでしょう。さらに、OneOfficeスマートコネクトを利用している間、操作される側のPC画面はブランクスクリーンに設定できますので、他の人から画面を見られる心配もありません。
また、認証・中継サーバはAWS東京リージョンに構築し、運用されている点もポイント。全てのサーバにおいて、セキュリティホールを塞ぐ、不要なサービス停止など要塞化を実践しています。
OneOfficeスマートコネクトは、誰もが使いやすいように直感的なインターフェイスを採用しています。
さらに、導入時にもネットワークの変更などは不要。専門知識が必要な設定は行わないために簡単に導入することができるといった点も選ばれる理由となっています。
災害などの非常時に備え、電子カルテのデータベース化を計画。非常時には遠隔地から学内のデータベースにアクセスできるような環境を構築したい、という要望がありスマートコネクトを導入。
既存のシステムに対して手を加えるといった作業なしで、リモートでアクセス可能な環境を構築しています。また、電子カルテといった重要な個人情報を扱うだけに高いセキュリティレベルを必要としていたこと、運用コストを抑えたいという希望も多段階認証と日額従量課金性により実現しました。
参照元:OneOfficeスマートコネクト公式HP(https://www.oneoffice.jp/service/smartconnect/casestudies/)
| 初期費用 | 1アカウントあたり3,000円 |
|---|---|
| 月額費用 | 最大1,500円/ユーザ |
従量課金制により「使った分だけ支払い」という料金面でのメリットに加えて、高いセキュリティや独自の通信プロトコルで遠隔操作時にもスムーズな操作が可能な点など、さまざまな強みを持っているOneOfficeスマートコネクト。
ノートPCはもちろん、スマートフォンやタブレットさまざまな機器で利用が可能です。わかりやすい画面操作ができるような設計となっているため、必要なときにスピーディーに繋げられる点も特徴。また、モバイル機器にはデータを残さないために、万が一モバイル端末を紛失した場合にも大事なデータが流出する点がない点も大きなポイントといえるでしょう。
| 対象機器 | PC、モバイル |
|---|---|
| 動作環境 | Windows、MacOS、iOS、Android |
| フレームレート | H.264 圧縮アルゴリズムをベースとした独自通信方式による高速画面送信(最大30fpsを実現) |
| 通信量 | 公式HPに記載はありませんでした。 |
| 無料体験 | あり/トライアル期間は要問い合わせ |
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。