ネットワークを分離し、業務システムの仮想化を可能にした総務省βモデル対応のSASTIKⅢ CS(サスティックスリーCS)について調査しました。
アプリケーション仮想化方式。クラウド業務システムとサーバを接続し、サーバから手元のPC端末に画面転送します。
βモデルとは、政府が定める地方自治体や民間企業のクラウド活用を促す「クラウド・バイ・デフォルト原則」や、働き方改革の一環である「テレワーク」に対応するシステム。LGWAN接続系に配置されているαモデルから、βモデルではインターネット接続系することでクラウド化を促進しています。
セキュリティやコストなどが課題でリモートアクセスを導入できない自治体や企業に向けて適した機能を提供するソリューションです。
SASTIKⅢ CSは高いセキュリティを求める自治体や公的機関でも利用できるセキュリティ機能を搭載。ログイン時の二要素認証や、生体認証やワンタイムパスワード認証のほか、専用設計のハードウェアのSASTIK 0MBキーを標準採用しています。
SASTIKⅢ CSは、業務システムをSASTIKサーバで仮想化してリモートアクセスします。接続時にはWindowsアプリケーションだけを仮想化したり、アプリケーション別に仮想化したりといった設定が可能。そのため、マイナンバー利用事務などの作業をする端末は直接インターネットに接続することなく、セキュアな環境で通信ができます。
ユーザーごとに利用できるアプリケーションを制限したり、権限を付与したりといった細かな設定も可能です。このように企業の運用要件に合わせて、詳しく設定を行えるため、より業務の効率化につなげられるツールと言えます。
デスクトップ仮想化技術を用いるVDI方式が、1つのOSにつき1ユーザーが占有するような形態です。そのため、ユーザー数分の利用コストや仮想環境の構築が必要となり、多人数の場合コストが膨れてしまいがち。
一方SASTIKⅢ CSは、1つのOSに対して複数人のユーザーが共有して利用できる仕組みを採用。同時接続可能なライセンスなので、必要なライセンス数を削減し、VDI方式よりもコストも抑えて導入できるという特徴があります。
校務支援システムと共有ファイルサーバを自宅にて利用。ガイドライン記載のシンクライアント機能、ファイル暗号化に加え、二要素認証のすべてをSASTIKで実装し、教職員の安全なテレワークを実現。
参照元:SASTIKⅢ CS公式HP(https://www.saslite.com/telework/)
公式HPに記載がありませんでした。
SASTIKⅢ CSは、業務システムと操作情報のネットワークを分離し、セキュリティ性能が高い環境で業務ができる総務省βモデル対応のリモートアクセスツールです。
テレワーク導入に向けてリモートアクセスツールを選ぶ際には、使いやすさや導入のしやすさ、セキュリティの高さに着目し、自社に合うリモートアクセスツールを選びましょう。
本サイトでは、テレワークに適した「リモートデスクトップ方式」「VPN方式」「仮想デスクトップ(VDI)方式」の接続方式のそれぞれ特徴に加え、テレワーク導入のニーズ別におすすめのリモートアクセスツールを紹介しています。リモートアクセスツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
| 対象機器 | PC |
|---|---|
| 動作環境 | Windows |
| フレームレート | 公式HPに記載はありませんでした。 |
| 通信量 | 公式HPに記載はありませんでした。 |
| 無料体験 | あり |
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。