ネットワークトラフィックとは、一定時間内にネットワークの中を流れるデータ量を意味しており、大容量のデータがオンラインで突発的に送られたり、多くのユーザーが社内ネットワークで一斉にデータをやりとりしたりした場合、トラフィックが増大したという具合に表現されます。
つまりトラフィックはネットワークの混雑具合の指標といえます。
ネットワークを一般の道路にたとえれば、データは車であり、ネットワークトラフィックが増加している状態は道路で交通渋滞が発生している時と同じように考えられます。そうなると必然的にネットワーク上を流れるデータの速度も遅くなり、通信速度が低下してデータのやりとりにも時間がかかるでしょう。
ネットワークトラフィックが過剰に増大した結果、安定的に動作できるネットワークの許容量を超えてしまうと、正常にデータを送受信できずにデータが破損したり、失われたりするリスクが高まります。
ネットワークトラフィックがいよいよ増大して通信環境が不安定になれば、データの損失だけでなく、ネットワークそのものがダウンして通信が断絶することもあります。
ネットワークの状態を適切に監視しておき、トラフィックの増加が見込まれた際にはデータ管理を行ったり、負荷が偏っている部分へ警告を出したりといった対策が必要です。
そもそもネットワークトラフィックが増加しやすい環境にある場合、ネットワークを複数構築して、それぞれにかかる負荷を分散するといった対策も有効です。あるいは作業時間を分散させて、時間ごとの通信量を抑えることも効果を発揮します。
ネットワークトラフィックが増加しやすい環境には必ず原因があります。そのためネットワークトラフィックの動きや時間ごとの状況をデータとして収集し、改めてグラフなどで可視化して理由や状況を分析することで、適切な解決策を検討することが可能です。
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