リモートアクセスツールを導入することになった場合、どういった流れで進めていく形になるのでしょうか。ここでは、全体の流れと注意点について解説します。
リモートアクセスツールを導入する際の全体的な流れを紹介します。一般的な流れは以下のとおりです。
事前に、リモートアクセスツールにどこまで求めるのかを企業で話し合っておくことが重要です。例えば、社内ネットワークに接続する形ですべての操作を許可するのか、一部のシステムのみを許可するのかについては、よく話し合っておきましょう。
許可する範囲を広く設定する場合、それだけセキュリティ対策が高度なものになってくる点についても理解が必要です。あまりセキュリティ対策にコストや時間をかけられないのであれば、リモートアクセスの対象外とする業務についても検討しておくと良いでしょう。
選択する接続方法によって期待できるセキュリティも変わってきます。クラウドのみで対応できる範囲にするのか、VPN・リモートデスクトップ・VDIなどが必要となるものを検討するのかについては、早い段階で決定しておきましょう。
どのような形でリモートアクセスツールを導入するのか形になってきたら、ツールの選定に移ります。必要としている機能が搭載されているか、企業として無理なく導入できる費用かなどの確認も必要です。
気になる業者に対し、相談をしましょう。わからないことなどがあった場合は担当者に直接話を聞いた方が理解しやすいです。
実際に導入を進めていきます。その際、社内全体で一括導入するのではなく、まずは小さな範囲で開始するスモールスタートを選択すると大きく失敗しにくくなります。
リモートアクセスツールを導入する場合は、以下の注意が必要です。
機能性にこだわってツールを導入したところ、不要なシステムが多かった、無駄な費用がかかってしまったといったケースもあります。あらかじめ利用目的を明確にし、自社に適したものを選択することが求められます。
コストについては、導入時にかかる費用、ランニング費用について詳細な確認が必要です。費用だけを重視してしまうと企業にとって本当に必要な接続方法やツールを見逃してしまう可能性があるので、注意しましょう。
必ず実践しなければならないのが、セキュリティ対策です。セキュリティ対策が不足していると情報漏えいや不正アクセスなどの被害に遭いやすくなります。安心して使用できる環境を作るためにも重要です。
リモートアクセスツールを導入する場合の流れについて紹介しました。全体的な流れを把握してから取り組むとスムーズに進められるでしょう。
また、自社に合ったリモートアクセスツールを選択することも欠かせません。 どのようにツール選びをすれば良いのかわからず悩んでいる方は、以下のページで詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。