リモートアクセスを実践する場合、安全性の高い環境にしなければなりません。そこで注目したいのが、セキュリティの問題です。 ここではリモートアクセスのセキュリティについて解説していきます。
リモートアクセスは、しっかりセキュリティを整えて使用しなければ様々なリスクがあります。代表的なリスクは以下のとおりです。
ハッキングなどの不正アクセスによって重要な情報を盗み見られてしまう恐れがあります。万が一に備え、通信を暗号化しておくなどの対策が必要です。 ログイン情報が盗まれてシステムに侵入されると、データの改ざんや成り済ましなど、大きな被害に繋がる恐れがあります。
データ漏えいには、従業員のミスによるものもあります。例えば、重要な情報をパソコン内やUSBメモリなどに保存し、それらを紛失してしまうようなケースです。外部で仕事を行う場合は十分注意が必要になります。
正しくウイルス対策ができていないとコンピューターウイルスの被害を受けることもあります。データが削除されてしまうほか、データ漏えいのリスクも高いです。
リモートアクセスを導入する場合は、セキュリティ対策にも力を入れましょう。以下のような方法があります。
従業員の中には「セキュリティ対策をしなければならないことはわかっているものの、具体的に何に注意すれば良いのかわからない」といった方も少なくありません。 そこでおすすめしたいのが、セキュリティガイドラインの策定です。
一人ひとりの従業員がセキュリティ対策を自分事として考えられるようにわかりやすく内容をまとめましょう。はじめに策定したものだけでは不十分な場合もあるので、PDCAサイクルを回しながらブラッシュアップしていくことも重要です。
リモートアクセスに関連したリスクは、一人ひとりが十分注意をしておけば防げるものがほとんどです。ですが、その重要性に関する認識が不足しており、大きなトラブルが発生して初めて慌ててしまう人も多いといえます。
そこで、リモートアクセスのセキュリティに関する従業員研修を実践しましょう。従業員の理解や意識を高めることにも繋がります。 例えば、IDやパスワードをどのような形で管理すれば良いのかなど、基本的な部分について理解が不足している従業員も少なくありません。
また、最新のセキュリティ対策や、現在どのようなサイバー攻撃が起こっているのかなどを定期的に研修や勉強会で伝えることも重要です。 セキュリティ被害の中には、顧客や取引先に迷惑をかけてしまうものもあります。具体的にどういった被害が考えられるのかを伝えておくことも大切です。
安心してリモートアクセスを行っていくためには、セキュリティ対策が欠かせません。念入りなセキュリティ対策を行おうと考えると時間も費用もかかりますが、従業員それぞれの理解を深め、取り組んでもらうことが重要です。
セキュリティ対策が不足していたために大きな被害を招いてしまったケースもあるため、十分注意しましょう。 他にもリモートアクセスについておさえておきたい基礎知識はいろいろあります。以下のページで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。