リモートアクセスツールとしてリモートデスクトップを使用している際、通信回線の速度が遅いと感じられた場合は、描画設定を調整して通信量を削減することで、応答速度や画面の表示速度を向上させることができます。
接続品質は通信速度や回線速度へ影響する要素の1つであり、接続品質の自動検出を行って最適な描画設定へ再設定することにより、環境の最適化が期待できます。
また接続が有線経由なのか、無線経由なのかといったこともポイントです。もし無線LANを使用している場合は、ルーターの性能も確認し、必要に応じて最新のものに交換することを検討してください。
通信速度や処理速度を低下させる原因として、不要な機能やアプリが起動してメモリなどに負荷をかけている可能性も考えられます。
そのため、デスクトップの背景画像やフォントスムージングといった描画機能を無効化し、必要最小限の機能のみを使うことで速度を向上させることが可能です。
ただし、どのような機能が何に影響しているのか分からないまま闇雲に機能をカットすることは、予期せぬ不具合や誤作動を招く恐れもあるため避けてください。
どれほど優れたリモートアクセスツールを導入しても、そもそも使用しているデバイスの品質や利用環境に問題があれば通信速度の低下を防ぐことは困難です。
バックグラウンドのプロセスや常駐ソフトなどをチェックし、不要なものは停止・削除してパソコン全体を軽量化させましょう。
また、特にセキュリティソフトを利用している場合、その設定を変更したり見直したりすることも大切です。なお、どうしてもソフトの仕様や機能として設定変更が難しい場合、根本的に動作の軽いソフトやアプリへ変更するといった対策もあります。
根本的に利用している通信環境やインターネット環境が不十分な場合、通信データの容量を減らすことが肝要です。なお、可能であれば通信速度を高められるプランへ契約変更することも考えます。
リモートアクセスツールやリモートデスクトップを使用する上で、使いやすい状態に様々な項目を最適化させることは重要です。また、本サイトでは1つのアカウント認証で複数のアプリケーションへログインし、作業効率を向上させてるシングルサインオン対応のリモートアクセスツールも紹介していますので、各種設定の最適化と合わせてご確認ください。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。