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無料のリモートアクセスツール

リモートアクセスツールには、無料で使用できるツールもあります。有料ツールと無料ツールでは何が違うのか、無料のリモートアクセスツールの仕組みや特徴を見てみましょう。

無料のリモートアクセスツールとは?

リモートアクセスツールは、手元の端末から離れた場所にあるPC端末やサーバー等にアクセスできるツールです。無料のリモートアクセスツールの接続方式はリモートデスクトップ方式が多く、遠隔操作したいPCと手元のPCでログインやソフトウェアのダウンロードを行うことでリモートアクセスを可能にします。

無料のリモートアクセスツールは、主にもともとPC内に装備されてるリモートアクセスツール接続を利用するか、ブラウザで提供されているリモートデスクトップサービスの2つがあります。

参考元:総務省 テレワークセキュリティに係る実態調査 PDF(https://www.soumu.go.jp/main_content/000711713.pdf

無料のリモートアクセスツールの注意点

無料で遠隔操作できるリモートアクセスツールは、導入コストや手間がほとんどかからないというメリットがありますが、セキュリティ面においては注意が必要です

無料ツールは事業者のサポートがないことに加え、サイバー攻撃のターゲットにされやすいRDPポート(3389番)を開放しなければなりません。3389番ポートを悪用する代表的なマルウェアは不正ログインを試み、感染活動を繰り返すという悪質なウィルスです。

そのため、無料のリモートアクセスツールでテレワークや遠隔アクセスを行う際には、別のツールで通信環境のセキュリティ対策を行い、安全に利用できる環境を個別で構築しなければなりません

無料で試せるリモートアクセスツール

リモートアクセスツールの中には、有料版の他に、個人利用であれば無料で使用できるプランを備えている製品もあります。

無料プランは機能の制限が多く、かゆいところに手が届かないというやや不便な使い勝手となる場合もありますが、リモートアクセスツールを利用したことがない方は個人利用で一度使ってみるのも良いでしょう。法人利用はできため、その点はご留意ください。

企業のリモートアクセスツール導入なら
有料ツールがおすすめ

企業がリモートアクセスツール導入を検討しているならば、高いセキュリティや使いやすい機能がある有料のリモートアクセスツールがおすすめです。

無料ツールとの違いを比べながら、有料ツールの特徴を詳しく見ていきましょう。

セキュリティが担保されている

有料のリモートアクセスツールは、セキュリティ機能が充実していることが大きな違いです。2段階認証ログインで不正アクセスを防ぐOTP認証機能、第三者による情報流出を防ぐ画面ロック機能、組織内のデータやクラウドサービスへのアクセス権の範囲を制御するアクセス管理機能などがあり、セキュリティをしっかり守ります。

さまざまなセキュリティ機能があることによって、不正アクセスや情報漏えい等のリスクは大幅に減少。無料ツールと比較すると格段にセキュリティ機能が高いです。

管理機能の効率化、生産性UPが見込める

有料のリモートアクセスツールは、管理機能も充実。管理者が機能を活用することで、業務管理が効率化できるようになります。例えば、管理者が社員の役職に合わせてリモートアクセス権限の付与や機能制限をかけられるマルチアカウント設定機能、遠隔地PCをグループごとに管理できるグループ管理機能、といったように、管理業務の負担が軽くなる機能が多く搭載されています。

また、社員や機器ごとのアクセス履歴を管理する機能も。こちらはアクセスするPCログの確認が可能になり、各々の社員の使用状況を把握できます。社員の勤怠管理も容易になり、通常業務だけではなく管理業務やマネジメントがしやすくなるでしょう。

クラウドサービスなら
社内の管理リソースが不要

リモートアクセスツールの中には、サーバー側に大量の処理を実行するためのリソースが求められる接続方式があります。特に自社でのシステム構築が必要となるオンプレミス型では、運用のために導入コストや管理リソースが増大する傾向にあります。

さまざまなシステムとの連携や自社に専門部署がある企業ならオンプレミスでもメリットがありますが、中小企業などは多大なリソースを用意することを踏まえると、クラウドサービスの利用がおすすめです。

最近はクラウド型のサービスも増加しており、社内の管理リソースが不要、または低リソースで済むツールも多いです。クラウドサービスによって運用・管理も事業者に全て任せられるため、有料ツールを導入するハードルが低くなっています。

セキュリティを保ちつつ導入をスピーディに進めたいのなら、有料のクラウド式のリモートアクセスツールがおすすめです。

無料のリモートアクセスツールまとめ

リモートアクセスツールには無料のものもありますが、やはりセキュリティ面で不安が残ります。もし導入するならVPNを併用してセキュリティ強化を行いましょう。

しかし、業務効率を上げる管理機能やサポートは、有料ツールならではです。企業のテレワークの差には、有料ツールを検討してみることをおすすめします。

本サイトでは、テレワークに適した「リモートデスクトップ方式」「VPN方式」「仮想デスクトップ(VDI)方式」の接続方式のそれぞれ特徴に加え、テレワーク導入のニーズ別におすすめのリモートアクセスツールを紹介しています。リモートアクセスツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

自社のテレワークに適した
リモートアクセスツール3選を見る

Selections

快適なテレワークを実現する
リモートアクセスツール3選
         

自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。

ISL Online
用途に合わせた
機能・プランが選択可能
  • ヘルプデスク、社外サポート、テレワーク等、用途にあった豊富な機能・プランで生産性アップ
  • ワンタイム接続」「常駐接続」両方を利用し、管理・運用を最適化できる
  • 全セッションがSSL 256bit-AESで暗号化された、高度なセキュリティ
  • 三菱ケミカルシステム、LIXIL等の大手企業による導入実績あり
Desktop VPN
高度なセキュリティ環境で
データ保護が可能
                           
  • RSA1024bitの暗号化によるSSL-VPNトンネリングを採用、安全性の高いアクセス
  • プロバイダ等の制限なしで利用できる
  • アプリケーションをインストール、ネットに接続するだけの簡単設定
  • クライアント側にデータを残さず、情報流出のリスクを軽減
  •                    
LANSCOPE
仮想環境・物理環境を
一元管理し効率的にVDI管理
  • 誰がどの仮想デスクトップを使っているか、リソースを使用しているかを自動で取得
  • 物理環境だけでなくソフトウェアの管理も可能、仮想環境・物理環境を一元管理
  • 必要な操作を3ステップで完了できるシンプルさ
  • それぞれのユーザーに専任スタッフがつき、サポートを提供

それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。