こちらの記事では、リモートアクセスツールの仕組みについてまとめています。これからリモートワークを導入したい場合などには、どのような方法があるのかをチェックしておくことがおすすめです。
リモートアクセスツールにはさまざまな種類があります。ここでは、「VPN方式」「リモートデスクトップ方式」「仮想デスクトップ方式」という3つの方法についてご紹介します。どのような仕組みとなっているのかを見ていきましょう。
「VPN方式」は「Virtual Private Network」の略称です。手元の端末からVPNを利用してインターネットに接続する方法を指します。リモートワークで使用する場合には、社内に専用機器を設置して相互通信を行っていきます。
この方式は、特定の人のみが接続できるようにできるという特徴があるほか、もし回線が混雑しても影響を受けにくい、導入しやすいといったメリットがある方法です。また、リモートワークを行う際にも、セキュリティを保ちつつオフィスで行うのと同じ環境で業務を進められるといった特徴もあります。
家や外出先などで使用するPCなどのデバイスから、インターネットを通じて社内のPCにアクセスして遠隔操作を行う方法を「リモートデスクトップ方式」と呼びます。
この方式では、社外で使用している端末から社内のPCに対してキーボードやマウスで入力された情報が送られます。社内のPCから手元の端末に対してはデスクトップの画面が送られるので、それを見ながら遠隔地にあるPCを操作するという仕組みです。比較的手軽に利用できる点もリモートデスクトップ方式の特徴といえます。
「仮想デスクトップ方式」はサーバ内に擬似的なデスクトップ環境を展開し、家や遠隔地で手元にある端末から、サーバにある仮想のデスクトップを利用して処理を行うという方式です。その特徴としては、端末側にはデータを置かずにサーバ側にアクセスをして処理を行う、という点が挙げられます。
この方式では手元の端末にデータを置かないことから、万が一端末の紛失や盗難が起きた場合でも情報漏洩が発生するリスクを抑えられるといったのメリットがあります。
Selections
自宅や外出先でオフィス出勤時と同じアプリ、システムを利用でき、オフィスと同等の業務・セキュリティレベルを確保できる方式の
リモートアクセスツールの中から、企業が持つテレワークのニーズに特化したリモートアクセスツールを紹介します。
リモートアクセスツールを選ぶ際には、各方式の特徴を理解し、自社が重視するポイントに合うものを選びましょう。
それぞれ以下の条件で選定しています。(2023年6月6日調査時点)
・ISL Online…「リモートアクセスツール」で検索しヒットしたリモートデスクトップ方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてSSL 256bit-AESを採用。
・Desktop VPN…「リモートアクセスツール VPN」で検索しヒットしたVPN方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、セキュリティ対策としてRSA 1024 bitによるSSL暗号化技術を採用。
・LANSCOPE…「仮想デスクトップサービス」で検索しヒットした仮想デスクトップ(VDI)方式ツールでお試しプランのある上位10社のうち機能が最も多く、外部セキュリティ管理ツール等と連携が可能。